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プレスリリース(駐日カナダ大使館往訪)
NO.2019-4
2020年1月22日
報道機関各位
川村中学校・高等学校
高3「政治・経済」を受講している3年生11名が、駐日カナダ大使館を訪問し、寺内美佐子・広報部補佐官より、館内およびカナダの紹介をいただいたところ、その概要はつぎのとおりでした。
1.日時:2020年1月14日(火)午前11時10分より午前12時00分まで
2.場所:駐日カナダ大使館
3.見学の概要:
⑴ オスカー・ピーターソン シアター
はじめに見学したオスカー・ピーターソン シアターでは、「なぜ大使館にこのような施設があるのか」という質問から、大使館の役割についてご説明をいただきました。すなわち、大使館には両国の相互理解と友好の促進を目指す役割があり、カナダ大使館もカナダという国を日本人に身近に感じてもらったり、またカナダ企業と日本企業の橋渡しをしたりするために、このようなシアターを使っているとのことでした。
⑵ E・H・ノーマン図書館
つづいて、E・H・ノーマン図書館を見学しました。図書館の名前となっているノーマン氏は、長野県生まれで、ハーバード大学などで日本史の研究をされたり、外交官として日本に赴任されたりと、日本とカナダの友好関係を促進してくれた方だと伺いました。図書館には、同じ本でも、カナダの公用語である英語・フランス語に加え日本語と3冊用意されているエリアもあるということでした。
⑶ 高円宮記念ギャラリー
高円宮記念ギャラリーでは、高円宮家所蔵のイヌイット彫刻を鑑賞しました。カナダに留学をされたこともある故高円宮殿下は、カナダやイヌイットの文化にもご造詣が深かったとお聞きし、改めて日本とカナダの関係に思いを致しました。「踊るセイウチ」などかわいらしい彫刻もありましたが、どれも値段をつけられないほど高価なものだと伺い、興味深く拝見しました。
⑷ 記念撮影
その後、ロビーに戻り、カナダの紋章の前で記念撮影をしました。その際、カナダの紋章の意味についてもご説明をいただきました。すなわち、カナダの紋章は、3頭の横向きのライオン(イングランド王室紋章)、縦のライオン(スコットランド国章)、ハープ(アイルランド国章)、ゆり(フランス王室紋章)が配されており、それらの意味を知ることで、カナダ各州の旗の意味もわかる、ということでした。たとえば、ノヴァスコシア州は、ニュー・スコットランド(New Scotland)の意であり、その州旗にも、スコットランドの国章が配されていることから、同州はスコットランドの影響を強く受けている、ということがわかりました。
帰り際、大使館のエントランスからカナダ大使公邸がみえました。去る1月8日にイランで発生したウクライナ機撃墜事件において、犠牲になった乗客の多くがカナダ人であったことから、大使館では哀悼の意を示すためカナダの国旗が半旗として掲げられている、ということも教えていただきました。
4.生徒の感想
- 特に印象に残っていることは、「大使館の存在意義」についての説明です。大使館をおいた国に対して、その国の良さを宣伝するということが重要であると教えて頂きました。図書館では日本でも有名な『赤毛のアン』や国技アイスホッケーが目立つように展示されているなど、カナダの良さを対象年齢にかかわらず宣伝されていました。カナダについて興味を深められる貴重な体験となりました。(Yさん)
- 少数派の公用語であるフランス語を普及するため、法律により英語とフランス語を両方扱う二言語サービスを提供しているとのことでした。確かに、いただいたパンフレットもすべて日本語・英語・フランス語の3言語が使われており、フランス語を公用語とする方への配慮もなされていて素晴らしいと思いました。今回学んだことを忘れず、さらにカナダについて自分でも調べてみようと思います。そして、大学生になったら、実際にカナダに行きたいと思います。(Iさん)
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プレスリリースに関するお問い合わせ先
学校法人 川村学園 入試広報室(担当:原田)
電話:03-3984-7707 E-mail:harada@kawamura.ac.jp