教科の学習

子どもの成長に合わせた授業と生活指導

子どもの成長に合わせた授業と生活指導

低学年では主に学級担任制を、高学年においては、
より専門的でわかりやすい授業を展開できるように教科担任制を導入しています。
専門的な視野に基づいて効果的に指導するとともに、多くの教員が関わりながら、
子ども達の自ら学ぶ意欲や態度、能力を育てます。

授業体制

授業展開に工夫をこらし、時間内での理解を深めていきます。6限までの授業日を1・2年生は週1日、3年生は週4日、4~6年生は週5日設置しています。

複合授業

1~2年生の算数と英語で、クラスを半分に分けた少人数授業を行います。全ての児童と十分にコミュニケーションをとり、個々に応じた細やかな指導で、基礎的な力をしっかりと身につけます。

英語

英語

将来、グローバルなコミュニケーションを図るための大切な基礎を作ります。

  1. 英語力強化カリキュラム

    英語授業を1・2年生は週2時間、3年生以上は週3時間行います。表のような学年配分でカリキュラムを遂行し、英語力強化のプロセスを積み上げていきます。教材のリスニングやリーディングの必要量を満たすために、家庭学習も大切な役割をしていきます。

    1年

    目標

    数(単数・複数)
    前置詞
    指示代名詞

    文法表現

    • How many …? There is/are.
    • What? It is…. They are….
    • Who? He is…. She is….
    • this, there, that, those
    • Where? on, in, under など

    テキスト内単語数(重複除く)

    593語

    2年

    目標

    時間の概念
    現在時制
    過去・未来時制

    文法表現

    • When? in 月, on 月 日, in the 季節
    • What time? at/around 時刻
    • 未来形, 過去形
    • 命令文, howの用法, canの用法 など

    テキスト内単語数(重複除く)

    699語

    3年

    目標

    人称・格・数に伴う表現の相違を理解する

    文法表現

    • 代名詞
    • would like to …
    • want to …
    • be going to …
    • ifの用法など
    • 不規則動詞の活用を段階を経て暗唱する

    テキスト内単語数(重複除く)

    834語

    4年

    目標

    wh疑問文とその返答方法を整理し、理解を深める

    文法表現

    • whyとbecause
    • whose, which の用法
    • 進行形
    • on 曜日
    • from 時刻 to 時刻 など

    テキスト内単語数(重複除く)

    1,209語

    5年

    目標

    単文における高度な表現を整理し、理解を深める

    文法表現

    • 三単現の肯定, 否定, 疑問
    • doesの用法
    • 過去形(規則・不規則)
    • how much …
    • how+形容詞
    • 動名詞
    • 形容詞の比較級・最上級 など

    テキスト内単語数(重複除く)

    1,315語

    6年

    目標

    重文・複文を作る
    高度な表現を整理し、理解を深める

    文法表現

    • 受動態
    • to 不定詞
    • 関係代名詞・関係副詞
    • 直接話法・間接話法
    • 従位接続詞
    • 完了形 など

    テキスト内単語数(重複除く)

    1,553語

    6学年テキスト内 総単語数:31,841語、重複除く総単語数:3,041語、文法事項は英検3級

  2. 「聞く力」「話す力」を伸ばす

    低学年はティームティーチングで音声面を重視して学びます。音、文字、語、文法などの言語要素がバランスよく含まれる教材をベースに、ネイティブスピーカーによる音声に浸ります。また少人数制にて、「聞きたい」「話したい」という意欲をかきたてる授業形態も取り入れています。

  3. 「読む力」「書く力」を伸ばす

    3年生になると、ネイティブスピーカーによる授業を含め週3時間に増加します。1・2年生で必要な音声能力を身に付けているため、さらに高度な内容の英語を吸収していきます。リスニング、リーディング教材の中で、大意を把握できるようにしていきます。個々の英文を文法的に精緻に解釈させるのではなく、英文の流れの中で、単語や句を抽出し、組み立て、推測する力を伸ばしていきます。

  4. 英検受験を奨励

    英検受験を奨励しています。6学年テキストの文法事項は、実用英語技能検定(英検)3級レベルです。小学校卒業までに英検3級取得を目標として取り組みます。

国語

国語

国語の基礎学力をしっかりつけることを一番の目標にし、正しく美しい日本語を身につけます。
読書を通して、様々な思いや考えを知り、より多くの事象に触れ、
自分の言葉で自由に表現する力を伸ばします。

  1. 「読む力」

    • 語彙を増やし、文章を読み取る力を育み、自己表現の素地を広げるために、読書教育に力を入れています。
    • 朝の10分間読書

      毎日、朝の10分間読書を行うことで、1年生から読書習慣を身につけ、思考力を伸ばすことにつなげていきます。

    • テーマを設定しての読書

      教科書単元に加え、学年ごとにテーマを設定して読書に取り組み、幅広い知識を身につけるようにしています。

      1年 物語
      2年 物語
      3年 科学(図鑑など)
      4年 伝記
      5年 自然・科学・環境
      6年 書籍全般(中学校課題図書)
    • 読み聞かせ

      低学年では、絵本の読み聞かせを週に約1回行っています。読み聞かせを通して、集中して聞く力や豊かな感性を育てるとともに、読書の楽しさを伝えていきます。

  2. 「書く力」

    • 素直に表現する・・日記・作文指導・俳句作り
    • 美しく書く・・・・漢字指導・書写授業・書き初め大会(1、2年生は硬筆・3年生以上は毛筆)
  3. 「話す力」

    • 思いを伝える・・スピーチ・発表単元
    • 正しく伝える・・音読

算数

算数

自ら学び、考え、問題を解く楽しさを感じ、筋道を立てて考える力を養います。

  1. 少人数授業(1・2年生)

    • 低学年では具体的な物を用いた学習を通して、数の意味や表し方について理解することを目標にしています。週1時間クラスを半分に分け、少人数による個々に対応したきめ細かい指導を行っています。
  2. 算数力を育む

    • 算数では、異なる見方や考えに触れることで、物事を多面的に捉える考え方に気づくことができます。そして、いろいろ問題を解く喜びや、いくつもの考え方を導き出すことで自信をつけていきます。事象を数理的に分析する力、答えのない問題に対応できる思考力・発想力を高めるために必要な力です。
  3. 算数セミナー

    • 週2回、4~6年生に向けて各学年習熟度別に分かれ、授業に沿った内容から中学への数学にスムーズなバットタッチができるように学習を進めます。算数を通して、問題解決に向けて考える力、自分の意見をまとめ発表する力を身につけます。小中高の教員が協力して指導にあたり、算数から数学へのスムーズな移行を目指します。

理科

理科

独自の教育内容を追加・補充して指導にあたっています。
蓼科での体験学習とその前後の予習・まとめ学習のほか、
チョウを成虫になるまで飼育したりするなど、命を大切に思う心も育てます。
新たな発見や好奇心をかきたてていき、
そのことをしっかりレポートにまとめる考察を重ねていきます。

自然あふれる蓼科での体験学習

3年 4年 5年 6年
植物のつくり
昆虫のつくり
月と星、春の高原の特徴 川のはたらき、高原の気候
植物の成長と観察
林の中の植物

社会科

社会科

蓼科学習や社会科見学を取り入れて、単元で学習したことを、
しっかりと記憶に残せるよう実体験を積む機会としています。
学年に応じた理解を深め、新たに発見したことや疑問に思ったことを自ら追及し、
解決していく力を育てています。
学習成果を最大限引き出せるよう、ICTを活用し、多方面から事象にアプローチしていきます。
より良い社会を創るために、自分の考えを持つことができる指導を目指します。

社会科見学

3年 4年 5年 6年
雑司ヶ谷鬼子母神
池袋防災館・池袋消防署
スーパーマーケット
水道キャラバン
豊島清掃工場
日産自動車追浜工場 国会議事堂
最高裁判所

水泳

水泳

全学年週1時間の授業を年間で実施し、体力の向上を図ります。
6年間で4泳法の習得を目指し、学外のスイミング教室に通わずとも充分な泳力が身につきます。

体育教師、常駐のプール指導員、担任がタッグを組み、児童一人ひとりに合った指導で目標に到達するようサポートします。水中レクリエーションや運動会、記録会を行い、毎週の授業が楽しみになるようなプログラムを実施しています。そして、技術的な泳力の向上だけでなく、他者との協力、受容、切磋琢磨など社会生活において必要な態度も学びます。
設備面においてはプールに昇降式の床を採用し、学年に応じた水深を設定することができます。1クラス分のドライヤーや、採暖室として完備されたサウナルームで健康面にも十分配慮しています。充実した環境のもと、6年間の成果は目を見張るものがあります。

水泳種目目標

1年生 顔付け、バタ足5m
2年生 面かぶりクロール7m(板なし)
3年生 クロール12.5m(呼吸あり)
4年生 クロール25m、背泳ぎ25m
5年生 クロール、背泳ぎ、平泳ぎのいずれかで50m
6年生 クロール、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライの4泳法のうち2泳法で50m

情報

情報

子ども達を取り巻く環境の変化は大きく、急速に情報化社会が進んでいます。
このような状況の中、児童にインターネットやスマートフォンを使う上での、「情報の本質」、
「言葉の影響力」を教えることが重要であると捉え、カリキュラムを組んでいます。
また早くから情報ツールをより上手に使いこなすことにより、
やりたい意欲を他教科の学びにつなげていきます。

  1. 情報活用の実践力を育む

    • 1年生からタブレット端末(iPad)を使用して、学習ツールとして使いこなす基本的なスキルを培います。3年生からの授業では、積極的にパソコンやiPadを使っています。描画やキーボードによる文章作成、生い立ちの記録をまとめたり、おすすめの本を紹介したり、修学旅行の調べ学習へと進めていきます。将来の様々な可能性を考えて、Officeの「Word] 「Excel」「PowerPoint」の使い方や、タイピング体験などにも、積極的に取り組んでいます。4年生になると一人1台のiPadを活用し、段階的にプログラミング的思考力を身に付くようなアプリや課題解決型ゲームソフトを取り入れ、チャレンジしています。
  2. 情報モラル

    • 今後情報化社会を生きていく子ども達は、「情報モラル」を学び身に付けることも重要な課題として、取り組んでいます。コンピューターやネットワーク、デジタル機器に囲まれた生活を送る現代社会において、情報を取捨選択し、健全かつ柔軟な対応をとるために必要な知識を学びます。

小学校教科配当時間表

小学校教科配当時間表はPDFからご覧いただけます。